2008/05/24 また行って来ました。→ 玉子売り復活!!

硫黄山

硫黄山
(撮影:2005/09/09)

▲ 硫黄山は1700年前に出来た新しい火山で、アイヌ語でアトサ(裸)ヌプリ(山)と言うそうです。

噴出孔
(撮影:2006/02/18)

▲ 岩の割れ目から硫気ガスが激しく噴出し、岩の上には黄色い硫黄の結晶が大きな塊を形成しています。
 明治5年頃から昭和29年まで、火薬やマッチ、ゴムの製造に、あるいは薬用などに盛んに採掘されました。現在では、石油から工業的に回収する方法が普及したため、採取は行われなくなりました。
 ・・・以上、散策路の解説看板より。

駐車場を望む
(撮影:2005/09/09)

▲ 硫黄山側から駐車場方面を見渡したところ。真ん中に居るのは名物の蒸し玉子屋さんです(今はいません:後述)。「たまごたまごたまごたまご、たまご」と、威勢のよい呼び込みの声がします。

玉子
(撮影:2005/09/09)

▲ このように噴出孔で玉子を温めるわけです。ちなみにここで一から蒸し上げるわけではなく、別の場所で茹でたものを持ってきて温めていたのだとか。(最初からここで蒸すと破裂する数が多く歩留まりが悪いから。)
 まあでも、大自然の中で食べる蒸し玉子は美味しかったです。

玉子屋さん
(撮影:2005/09/09)

▲ 在りし日の玉子屋さんで記念写真をパチリ。

玉子屋さん
(撮影:2006/10/22)

▲ 「夏草や兵どもが夢の跡」
 この玉子売り、実は、とある職業の方のシノギだった模様。真冬でも営業していたのに、2006年の秋に行ったらきれいに撤収されていたので、地元の方に聞いたら、自然公園法違反(国立公園特別保護地区への車の無許可乗り入れ)容疑で逮捕されたらしい。
 新聞記事によれば、もう20年近く(!)警察の取締りとイタチごっこをしていたようですが、適用できる法律が罰則の軽いものしかなくて埒があかなかったため、今回、前述の法律を適用してお縄にしたとか。何か年間数千万の売り上げがあったらしいです。すごいですね。
 まぁ、悪いことはいけませんが、居なくなればなったでちょっと寂しいので、堅気の方が再開してくれればと思います(実際には、正当な免許を持った人が今ではお婆さんひとりしか残っておらず、国定公園内での販売行為なので色々難しいみたいです。)

冬の硫黄山
(撮影:2008/02/25)

▲ 2008年冬。前夜の大雪(“ダイヤモンドダスト”のページ参照)のあとの硫黄山です。平日午前中ということもあり、あまり人はいませんでした。

冬の硫黄山
(撮影:2008/02/25)

▲ 硫黄山の煙は雪の中でも変わらず、もうもうと。

玉子屋さん
(撮影:2008/05/24)

▲ 久しぶりに立ち寄ったら、玉子屋さんが復活していました。今度の玉子屋さんは、そのスジの人ではなく、正当な免許を持ったおじいさん。強引な売り込みもなく、バラでも買えます(以前は5個売りのみ)。

玉子屋さん
(撮影:2008/05/24)

▲ ご覧の通りちゃんと許可が出ていますので、存分にお買い求め下さい。

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